技術本を読む時にリポジトリを作る
@t_wadaさん翻訳の「新訳版 テスト駆動開発」の第Ⅰ部を終えました。
この本を読むにあたってgitリポジトリを作って読み進めたので、その方法を記しておきます。
読んで終わりにしたくない
読む前に、注意点として「読んで終わりにしないこと」「エンジニアリングに活かせるようにすること」を掲げました。以前、ピアソンから出版されている旧訳版を読んだのですが、今の自分に残っているのは「テストから書き始めること」くらいでした。あまりにも身についていないことに気付き、読み方を変えてみようと思いました。以前は「スキマ時間にさらっと読む」というスタイルだったので、それが原因かもしれません。
まずはリポジトリを作る
そのため、今回はリポジトリを作って「開発」を行うようにしました。以下がリポジトリです。
リポジトリで進めていく上で意識したのは以下です。
- 1章 = 1Pull Request とすること
- 本書のdiffとコミットを同じペースにすること
- 本書の要約をPRコメントに書くこと
- 自分の疑問や思ったことは全てPRコメントに書くこと
こうすることで、理解しやすいし、進捗もわかるし、あとから見直せると考えました。
やってみた結果
結果、パッと見は整理はされていますが、いくつか良くないことがありました。
- PRは意外と見にくい
- 流れと同時にdiffが見れない。クリックしないと見れない。
- 本書の要約がめんどくさい
- 同じことが本書にわかりやすく書いてある
これはあまり見直さないなーというのが正直な気持ちです。しかし、メリットもありました。
- 各アクションがリンクになっているので、指定箇所をリンクで伝えられる
- 他の方に伝えるときに便利
- 本書の流れと自分の考えが時系列に並ぶ
- この時はこう考えていた、というのがわかる
- 草生える
- やってる感出る
特に、自分の考えが時系列に並んでくれるのは思考を整理しやすかったです。
改善
次は第Ⅱ部です。その時は、以下を改善しようかと考えています。
- 本書の要約はあまり書かない。ページ数くらい。
- コミットは本書と同じ粒度にする
- 自分の考えや思ったことは、もっと細かく書く
こうすることで、もっとスピーディに、思考を深くしつつ読み進められると思います。早く第Ⅱ部読みたい。
まだこの方法は改善する部分がたくさんあると思います。改善していこう。
みなさんは、どうやって技術本を読んでいますか。
(「テスト駆動開発」については、第Ⅰ部だけでもかなり考えさせられる内容だったので、そのまとめは別記事にします。)