#技術書典4 のサークル参加詳細レポートと考察
昨日の 技術書典4 にて初めてのサークル参加をしたので、その経緯から終了までを、半年後の自分に向けてメモします。
頒布情報などは、ブログに記載してあります。
Twitterなどにもつぶやいています。
#技術書典 #技術書典4 「く12」にて、このすみ堂さんとの合同スペースにて「におうコードの問題集」を頒布します。
— at_grandpa@技術書典4 く-12 (@at_grandpa) 2018年4月21日
冊子+PDF or PDF、共に1000円です。冊子が売り切れたらPDFのみになります。PDFはBOOTHでも販売予定です。詳しくは下記リンクをどうぞ。https://t.co/iiL80GxTCu
楽しみ! pic.twitter.com/5pGTuTfuPP
目次
参加経緯
- 書きたいと思い立って応募
- 落選
- @konosumi さんから救いの手
同じく初心者で初めてなのですが、当選しました。
— このすみ (@konosumi) 2018年2月4日
一人参加なんですけど、書けても一冊だと思いますので、チケットも頒布スペースも余ります。スペース半分お貸ししますけど出しますか?- 本当にありがとうございます
- 気持ちのアウトプット大事
執筆
- ネタ出し(2018/03/15くらい)
- 執筆環境
- Re:VIEW
- わかめさんの作ったdockerイメージ vvakame/review があった
- そのコンテナ上でbuildするように設定
- まずは TechBoosterさんのリポジトリ をbuildしてみて、pdfが出力できるところまでを確認
- その後、どのファイルがどういう役割かを、マニュアルを見つつ確認
- 必要なファイルだけ編集して執筆を進めた
- textlint
- コマンド一発で全ファイルを検査するように設定
- 表記ゆれはprhで直す
- CircleCI で常にチェック
- 掲載するコードの実行環境
- Crystal言語の実行環境を用意
- 掲載するコードは実際に動くコードにする
- 各ファイルに対してspecを書く
- コマンド一発で全specが回るようにする
- CircleCI で常にチェック
- 原稿へのコード挿入は Re:VIEW にある機能を使用
- 挿入したい箇所にファイルパスを指定すれば、ビルド時に入れてくれる
- マニュアル 参照
- Re:VIEW
- イラストの依頼
- @mamerimochi に依頼
- 依頼は2月頃に行った
- 「グランパっぽいキャラ出したいんだよね。あと孫かなー。一緒にプログラミングする感じ」という雑な依頼にも関わらず、数十種類のラフを1時間も掛からず描いてくれた
- そこから「グランパ」と「マゴ」が生まれた
- イメージが一気に膨らんだ
- タイトルが「におうコードの問題集」に決まったあとも、それに合うようなイラストを数枚描いてもらった
- スピード感半端ない
- こっちが1文字も書いてないのに、イラストだけが先に出来上がってしまった
- 書きまくる
- とりあえずレイアウトとか考えずに、コンテンツを増やすべく書きまくる
- 書いて書いて書きまくる
- 全体が書き終わったのが 2018/04/08 くらい
- そこからイラストの差し込みなどに1日
- 割付に1日
- 表紙10分
入稿
- 入稿内容
- 印刷所
- ねこのしっぽ
- パック名
- オンデマンドのぱっく
- 本のサイズ:A5
- 申込部数:80部
- 綴じ口:左綴じ
- 製本方法:無線綴じ
- ページ数:88ページ
- 表紙仕様
- ホワイトポスト マットPP加工
- オンデマンド フルカラー
- 本文仕様
- 上質紙 90kg
- オンデマンド 黒1色
- 遊び紙:なし
- カラー口絵仕様
- B4卓上ポスター:1枚
- 表1の原稿で出力
- カラープロファイル:お任せ
- B4卓上ポスター:1枚
- イベント搬入〈直接〉《秋葉原UDX》【東京都】
- 開催日:2018年04月22日
- イベント名:技術書典4
- スペースNo.:く-12
- 搬入先サークル名:Suomi Project
- 料金
- ぱっく料金:30,700円
- 早期入稿5%割引:▲1,535円
- 表紙 マットPP加工:2,400円
- B4ポスター:300円
- 合計:31,865円(消費税込)
- 印刷所
- メモ
- 印刷所はは「ねこのしっぽ」さん
- 入稿ファイル
- hyoushi1.pdf
- hyoushi4.pdf
- sebyoushi.pdf
- honbun.pdf
- こんな形でokだった
- わかればokとのこと
- ノンブル
- 「ワンストップ!技術同人誌を書こう!」が参考になった
- I love pdf
- ページ様式:見開き
- 最初のページは表紙ページですか?:いいえ
- ページ番号の位置:下部
- ページ番号の挿入対象:1〜最後
- 最初のページ番号:1
- ページ番号の位置:ページ隅に赤丸
- フォント:6pt, #cccccc
- フォーマット:ページ番号のみを挿入
- ねこのしっぽさんが神
- 入稿翌日に電話がかかってきた
- 遊びページ(中の表紙の次ページを空白にした)を自分で作ったが、「ここは意図的ですかね?」と確認してくれた
- 「では、以上で問題ないですー」の言葉がとても頼りになった
- 実際に作られた本もクオリティが高かった
準備
- 持ち物
- 1000円札30枚
- お金を入れるメッシュケース
- ポスター
- 印刷所からB4が1枚くる(257×364mm)
- 100均のイーゼル
- ホワイトボード(使わなかった)
- テーブルスペースが思ったより狭く、立てかけられなかった
- 付箋
- ペン3本
- 値段とかのpop
- mamerimochi描き下ろしイラスト&写真立て
- 首からかける名札
- 本の表紙を印刷したもの
- twitterを印刷したもの
#技術書典 #技術書典4
— at_grandpa@技術書典4 く-12 (@at_grandpa) 2018年4月21日
明日は名札をつけてます。見かけたらぜひお声掛けくださいー。 pic.twitter.com/fWCg901V0N
- A5の見本誌カバー
- pixiv pay
- ほぼレジ代わり
- 養生テープ
- はさみ
- テーブルクロス
- 充電器
- 着替え
- お品書き
- A4に値段と画像とboothのURLなど
- 意外と使えた
- 名刺
- ラクスルで100枚, 1200円
- 5営業日で発送なので、間に合うように注文した
- 電子書籍の準備
前日
- 緊張
- スポーツの大会に行く前日っぽい
- 当日まで冊子本体がわからないのがドキドキ
当日
- 荷物をチェックして出発
- サークル入場の開始をTwitterで知る
- 「うおー、サークル入場ってこんな雰囲気なのかぁ」
- このすみさんと合流(初対面)
- 周りのサークルの方にも方にもご挨拶
- 左側がもくもく温泉合宿さん
- 右側がえむにわさん
- m2wasabi.hatenablog.com
- 有名なブログ
- yatteikifm さんが2つとなりだったのでご挨拶
- 準備
- 本当に本ができている...!
本当に本ができてる。。。! #技術書典 pic.twitter.com/47tbUeiFw7
— at_grandpa@技術書典4 く-12 (@at_grandpa) 2018年4月22日
- 思ったより狭かった
- 設営は簡素なものになった
- 本当に本ができている...!
- 販売オペレーションの確認
- このすみさんと、お互いの販売方法を確認
- サークルは違えど二人体制
- 片方が離席した場合に代わりに販売するため
- この作戦は良かった
- 実際に代理販売は何回かあった
- 開場
- 拍手
- 売れる
- 嬉しい!
- 感動!
- 会場、そんなに暑くない
- おそらく座っているから
- 会場を立って周ると暑そう
- yatteikifm さんの盛況っぷりがすごい
- Twitterでしか絡みがなかった方と会えた
- ねこの手@福岡 さん
- これもうれしい!
- 他サークルをまわる余裕が全くない
- 結果、ほぼ買えず
- ご飯食べてる暇なかった
- トイレは行けた
- 二人体制の成果
- Crystal言語を知っている人が数名いらっしゃった!
- 冊子74冊完売(13:40)
- 感動
- 技術書典パワーすごい
- 手元に渡せなかった申し訳なさ
- もっと刷ればよかった。。。
- DL版(対面電書)へ移行
- 序盤、「冊子よりも売れるスピードは衰えてるな」と感じた
- しかし、しばらくするとDL版も売れ始める
- とはいえ、結果的には冊子よりはスピードは出なかった
- 人が少なくならない(16:00)
- 技術書典2のときは、15:00過ぎには人が少なくなったが・・・?
- 入場整理券効果だと思われる
- 数十分毎に波が来るイメージ
- 入場規制解除後もしばらくは人がいっぱいだった
- 対面電書の説明が毎回必要
- DLコード紙に書かなかった自分が悪い
- 次回はちゃんと書こう・・・
- PDFに抵抗のある方もいらっしゃった
- もっと刷ればよかった・・・
- イベント中、BOOTHでも売れた
- うれしい
- 終了
- 拍手!
- 片付け
- ダンボールは本部へ
- その他のゴミは持ち帰り
- 懇親会
- 親方さん、ありがとうございます!
- いろんないい話が聞けた
- 帰宅
- 超疲れたけど楽しかった
- TLの戦利品に自分の本が写っているのはまじでうれいしい
- 21:00以降にBOOTHで売れるピークがきた
- BOOTHを開設しておいてよかった
販売実績
- 実績
- 冊子74冊
- 対面電書30冊
- booth9冊(2018/04/23 朝 時点)
- 費用が回収できる冊数は「40冊程度」だったので利益は出た
- 時系列
- 30分毎の販売冊数の推移
- 会場から1時間程がピーク
- 13:40から電子版移行
- 後半、極端にゼロになることはなかった
考察
- 電子よりも冊子のほうが圧倒的に売れる
- これは本当にそう
- 印刷部数をもっと考えないと
- 実際に「PDFは抵抗ある」という方もいらっしゃった
- 前半は中身を見ないで買ってくれる方もいたが、後半は中身をチェックする方が100%
- サッと中を見て判断
- パラパラめくっての全体の雰囲気や、「はじめに」が大事かも
- 入場整理券方式について
- 人の入りのピークがなく、人の入りの「波」がある
- 最初から最後まで忙しいイメージ
- 電子書籍販売は必ず準備したほうが良い
- 冊子がなくなっても販売できる
- イベントが終わっても購入してもらえる
- 逆に、そういう需要があることこを改めて知った
- ごはんはたくさん持っていかないほうがいい
- 食べられない
- おつりの準備はほどほどに
- 開幕1万円はなかった
- このすみさんが300円販売だったが、買ってくれる方のほとんどが小銭払いだった
- ありがたい
- 結果、用意したおつりは残り、払っていただいた小銭は増え、最終的に持って帰る小銭が多かった
- 終盤には「お釣り歓迎!」みたいな札を出すと良いかもと思った
- タイトル・表紙は大事
- 見本誌を見てもらえる確率が俄然変わる
- ちらっとみて、手に取るか取らないかを一瞬で判断
- 自分でもそうだ
- というか、周っている方がじっくり品定めできない状況
- これも、タイトルや表紙の重要度に拍車をかけていそう
- 頒布部数の計算
- どうしたらいいの?
- 部数は1週間以上前に決めて、早期入稿したい
- しかし、被チェック数は直前に跳ね上がる
- やはり、経験と勘しかないのか
- 大きく縦に高いポスターは掲げなくても良さそう?
- 今回は使ってない
- 遠くの人にリーチできるかもしれないが、いろいろ探している人はブースを舐めるように見ている方が多く、あまり上を見ないようだった
- お目当てサークルに向かう人には届くかもしれないが、その人はポスターがなくても必ず来るのではないか
- 多少の効果はあるかもしれないが、そこまで効果は大きくない予想
- 技術書との出会いに大切なのは、やはりブースの設置方法
- 表紙含め、ファーストインプレッションは大事
- 何をしている本なのか、わかるほうがいい場合もあるし、ある意味わからないほうがいい場合もある
- 設営の予行練習をしたほうがよい
- どんな配置にするか
- 事前に配置スペースのサイズはわかるはず
- 予行練習しておけば、余分な荷物が減るかもしれない
- しかし、決定打はやはり「パラっとめくった雰囲気と値段」
- このバランスだと思う
- 中身のデザインを充実させたいと思った
- 合同サークルノウハウ
- 買う方には「ひとつのサークル」だと思われた
- そりゃ仕方ない
- 今度からは「別サークルです」みたいなのがあると良さそう?
- 会計は絶対に別にする
- 統一すると後々絶対に面倒になる
- 片方は「かんたん後払い決済」が使えない
- これは仕方なし
- でも、対応できると嬉しい
- サークルページの更新はサークル主しかできない
- このすみさんに、頒布情報の更新を何度もお願いしてしまった
- すみませんでした。。。ありがとうございました。。。
- サークル通行証の許可を得た人は編集できると良かった
- 買う方には「ひとつのサークル」だと思われた
以上になります。
本当に最高のイベントでした! 関係者のみなさま、ありがとうございました。 また次回もぜひ参加したいです。 次の案も練っていこう思います。
今回執筆した「におうコードの問題集」はBOOTHで販売しています。 気になる方は足を運んでみてください。